堺市障害当事者部会のブログ

各私鉄の車イスでの移動支援の現状を考える(阪神・阪急・大阪メトロ編)

カテゴリー:イベント / スタッフ:スタッフ / 掲載日:2025.11.26

大阪メトロ梅田から阪神電車への乗り継ぎは2か所あり、中央改札口、または南改札口からで(車いすは南口)、中央口からは南方向の通路を通り、ホワイティーうめだの地下広場に出てすぐにエレベーターがあるので、それで地下の阪神梅田駅につながります。(写真@A参照)

写真@

写真A

 

◎阪神電車(梅田〜岩屋〜今津)

阪神大阪梅田駅は最近大きくリニューアルされて、かつて一部ホームが狭かったが百貨店も含め大きくJR側に拡張し、各都道府県の名産品を売っていた「アリバイ名店通路」を廃して、通路拡張と同時にホームを広げたので改札口もかなり広くなりました。改札機側の駅務室で伝えれば対応してもらえます。主要駅以外の駅はインターフォン越しでの対応になるが、なかなかつながらない方が多いので、駅務室の窓越しで在・不在を確認の方が早いと思います。業務上TELや他の案内で対応しているケースがあるので、僕はすぐ声をかけていますが、梅田駅の場合、神戸方面側普通電車との乗り継ぎの関係で先頭車に案内される場合は多く、車両の長さも一両当たり18メートルなので車いすスペースも狭いため、他の乗降客の妨げになるのでは?と思うのと、最近の新型5700系では(写真B〜D参照)。

写真B

写真C

写真D

 

ドア間の座席との仕切りは少し内側へL字状になっており、立っている場合、この仕切りにもたれることで苦痛が改善するのと車いすも少し収まります。ただ電動又はリクライニング式の場合、写真Eのようにスペースが無く、乗降客の支障になりますので、なるべく車いすスペースに案内していただきたいところだが。(他8000系写真E)の場合はこんな感じ。

写真E

 

阪神の場合、山陽電車や近鉄電車が相互に乗り入れしている関係上、様々な種別(快急、特急、直通特急)と座席の形が異なる車両が乗り入れるため、それぞれの車いすスペースが各社で異なったり、近鉄の場合車両が長い(一両分が20m以上(阪急も同じ)のため、建築限界上、姫路方向には乗り入れが出来ないので、阪神、山陽は18メートルしかないため、(写真F・G)逆に圧迫感を感じる場合もある。帰りは岩屋から御影まで直通特急(山陽の車両)で西宮で普通に乗り換え(阪神5700系)、今津で阪急今津に乗り換え、西宮北口〜神戸線で梅田終点へ向かいました。

写真F

写真G

 

◎阪急電車(今津駅〜西宮北口〜梅田)

かつて阪神と阪急の駅は並行して存在していたが、戦前のある事件で今は駅が直角に分離されている。阪神側の高架化で連絡通路が設けられ、互いの駅に直結していますので移動もしやすいです。

阪急側の駅員は時間以外、インターフォン呼び出しになりますが、今回は窓口に係員がおられたので下車駅を伝えたのですぐスロープ板をもっての対応してくれ、西宮北口で神戸本線に乗り換えの際は、かつて私が学生時代アルバイトで勤めていた案内係の学生さん(勤務駅による平日ラッシュ時間と夕方、土日終日)のタイムリーな案内が良かったです。

場合によれば彼らを上手く活用する(無人駅対策として係員不在時間での対応をしてもらう。ただし、車いす等介助訓練をしたうえで。)等、方法はいくらでもあるので参照してほしい。阪急は現状、主要駅に総合案内センターを集約して無人駅からの介助または案内はインターフォンを通じての対応(阪神も含めて他の私鉄も同じ方向ですが、南海では専用ホームページを開設(1週間前に事前に予定のある場合、予約及びキャンセル可能でスマホでも専用アプリを登録することで可能)現在、阪急も南海同様の専用のホームページを開設しています。

以上、今回調査内容を記しましたが、今後もあとJR、近鉄、京阪も含めて時間が取れる時改めて調査したいと思います。

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