堺市障害当事者部会のブログ

車椅子利用者の目線で防災を考える

カテゴリー:イベント / スタッフ:スタッフ / 掲載日:2026.02.25

2025年3月9日、南区で私が居住している泉北ニュータウン内の小学校校区で行われた防災訓練に参加しました。その模様と、自宅から指定避難場所へのルート確認、バリアフリー状況を検証しました。

以前、当ブログで当事者部会委員がバリアフリーの検証や選挙投票所(小学校)の様子を記事にしていましたが、今回はそれを踏まえ、要配慮者・避難行動要支援者(障害当事者)への災害時支援を改めて検証しようと思いました。

今回は、南海トラフ地震が想定されている場所で地震が発生したと仮定し、指定避難場所へ避難する訓練でした。事前に登録したメールに防災情報が共有され、訓練が開始しましたが、当日、実際に参加した要配慮者・避難行動要支援者は私以外に誰もおらず残念でした。校区の自治会報やチラシが各家庭に配布されているはずですが…?というのが率直な感想でした。訓練の参加の義務付けが必要ではないでしょうか。個人レベルでは対策していると思いますが、自治体・行政レベルではいまだに課題があります。(例えば、ヘルパーさんや訪看さんが支援中に災害が発生した場合、事業所単位の対応・判断になるが、訓練の参加の必要性等)

特に泉北ニュータウン地域のように様々な住区(府営団地、公社団地、民間マンション、社宅、戸建住宅)があり、それぞれ自治会が存在していますが、特に連携(横のつながり)が必要な大規模災害については?警察は定期的に各住戸(団地、マンション等)への居住者確認のために巡回していますが、各住戸の自治会へのフィードバックも含めて不十分だと感じます。実際、停電になった際の暗闇を体験するために体育館の講堂裏へ向かいましたが、その際は車いすを4、5人に抱えてもらい、狭い階段を上がりました。ポールを車いすに固定して、御輿のように担ぐ等のより簡易な方法も考えられると思いますが、地域の障害当事者の参加が無ければ、健常者も支援方法が分からないです。例えば、津波想定地域だといかに早く高台や上流地区へ避難できるか?ですから。堺市では健康福祉局 生活福祉部 地域共生推進課でリーフレット、ハンドブックを作成しています。(安心の第一歩〜要配慮者・避難行動要支援者の支援に向けて〜)

 

最後に、私の団地から避難場所(小学校)までのルートを写真で紹介します。

  • 1〜3:@AB
  • 直接、緑道へスロープで出られますが、視覚障害の方は点字ブロックがないため、手すり頼りになってしまう。大雨災害時は、ウォータースライダーのように雨が流れる場合があります。排水溝があるが、草、落ち葉が溝に詰まった場合を考えていただきたいです。

 

  • 4〜5:CD上記スロープを降りて、緑道へ降りるとすぐに石ブロックの道があり、車いすの前輪キャスターが石の隙間に引っかかると転倒する危険があります。Dは避難場所の小学校の通用正門ですが、緑道側の緑石との段差がおよそ7センチのため、ギャッチアップしないと上がれません。この経路が体育館までの最短での経路ですが…ここにスロープが欲しいところです。

 

  • 6〜7:EF上記から迂回して、子ども園側の正門へ(自家用車や施設の送迎車はこの正門から入ります。)Fから体育館に向かいますが、矢印部分には段差があるので、なるべくフラットな部分を選んで進みます。教室側が解放されていれば、通路伝いに移動することができます。

 

  • 8G体育館の写真です。教室側も含めて両側にスロープがあります。トイレは多機能ではなく、男女別のトイレのみなので、おそらく仮設トイレが設置されると思いますが、各避難場所の仮設トイレの設置情報(実際の設置状況や設置数、車いす対応等)、薬・オムツの数(備蓄数)

 

  • 9〜10:HI即席担架の作り方講習、クイズ形式での地震災害時の対応の様子。

 

現在、小・中・高のバリアフリー化へ向けてガイドラインが設定されていますが、防災面においては、市と大阪府共同で進めてほしいですし、上記要支援、要配慮が必要な人達に向けては最新の情報と避難所の環境を示していただきたいです。

 

 

 

 

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