堺市障害当事者部会のブログ

当事者交流会2017

カテゴリー:イベント / スタッフ:スタッフ / 掲載日:2017.10.25
今日は当事者部会主催の当事者交流会。部会委員に加えて、堺市在住の11名の障害者の方々にご参加いただきました。今回は「障害福祉制度」と「恋愛」という、少し不思議な組み合わせのテーマとさせていただきましたが、話が進む中で障害者が恋愛するためにはさまざまなくふうがあり、その中に制度利用もあるとの話が聞かれました。なるほど、恋愛を含めた「生活」全般を支えてくれるもののひとつが制度であることに気づかされました。もちろん、まだまだ制度にも不備はあり、使いにくい、かゆいところに手が届かないという声も多く上がりましたが、それをものともせず仕事に、恋愛に、趣味に、他者との交流にと、その人その人なりに楽しんでおられる姿に接することができました。そして、その暮らしがもう少し楽になるように、当事者部会委員として堺市の障害者福祉を進めていかねばならないと感じました。参加者の皆さん、ありがとうございました。

 

 

 

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大阪市平野区自立支援協議会の皆さんと

カテゴリー:イベント / スタッフ:スタッフ / 掲載日:2017.08.23
しばらくぶりの定例会報告となりますが、今年も10月に障害当事者交流会を開催することが決まり、いろいろとテーマや企画についての話し合いが行われています。テーマについては間もなく公式発表となりますが、ずばり「障害者福祉制度と恋愛」というなんとも当事者部会らしいテーマ設定となりました。いまからどんな話し合いになるのかが楽しみなところです。

 

 

 

その一方で、昨年起きた相模原障害者施設殺傷事件について改めて話し合い、亡くなられた19人の障害者のご冥福を祈り、障害当事者の中でさえも差別の気持ちはなかっただろうか?という大変重い話もありました。ノーマライゼーションの世の中を作ることの難しさを感じつつも、障害当事者として何ができるかも合わせて考えていきたいと思います。

 

 

 

定例会後は本日見学に来られていた大阪市平野区の障害者自立支援協議会の皆さんと交流会です。とにかく当事者部会を作ることが一番と丸野部会長以下メンバーからエールを送りました。

 

 

 

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石橋委員の紹介(2)

カテゴリー:メンバー紹介 / スタッフ:スタッフ / 掲載日:2017.08.22

2011年の4月に、偶然出会った発達障害の当事者さんと、自助グループを始めることになりました。

 

たった2人からのスタートでしたが、毎月1回会って話をすることが、とても楽しかったのを覚えています。

 

今まで、親にも兄弟にも理解してもらえなかった「生きずらさ」を、共感してもらえたからです。

 

発達障害は、外見上、健常者と違いが判ってもらえないことが多く、

発達障害の特性を説明しても、ま ともに理解してもらえる人は、ほとんどいません。

 

よく言われるセリフとして、

 

「そんなの誰にでもあることだよ」

 

「なんでも病気のせいにするな」

 

「障害があるように見えないね」などです。

  

自助グループで共感を得たことは、私にとって大きな力になりました。

「あぁ、悩んでいたのは私だけではなかったんだ」と。

 

いろんなことを試してきましたが、どれも効果がありませんでした。

でも、自助グループに参加することで、私の人生は大きく改善することになりました。

 

その理由として、

1、他者からの共感によるメンタルの安定

 

2、いろんな人に事例を見聞きすることで、失敗パターンを学習できる。

 

3、自分の失敗例を話すことで、アドバイスがもらえ、自己理解が深まる。

 

4、行政や福祉サービス、医療機関、書籍等の情報交換ができる。

 

5、コミュニケーションの練習の場 

 

その後、参加者はどんどん増えて、設立から8年。

 

現在は12個のグループに分化して活動しています。

参加者はのべ年間1000人以上。

それぞれのグループは10人程度の集まりで、グループごとにリーダーさんが運営してくれています。

  

発達障害に関する講演を依頼されることも多くなってきました。

・医療従事者向け

・教員向け

・親御さん向け

・福祉事業所の職員向け、利用者向け

・電話相談所のボランティアさん向け

・生涯学習の一環として

 

 発達障害を持つ人は、全人口の5%程度を言われています。

今、社会は発達障害の人を捨て置けない状況になっていると感じています。

 

これからは、「情報発信できる発達障害当事者」として、活動していきたいと考えています。

 

いつの日か、障害を持つ人が当たり前に暮らしていける世の中になることを目指して。

 

石橋尋志

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